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オーストラリアビザ(subclass500)学生ビザ 許可
オーストラリアビザは原則、申請者本人が申請(※1)を行います。そのため、当事務所では渡豪準備をされていた申請者のサポート役として書類読解の補助や翻訳作業に携わらせて頂きました。オーストラリアビザは書類が煩雑で審査期間がとても長い印象です。昨日、約1か月半の審査期間を経てようやく許可が下りました。今回の申請者は二重国籍で複数氏名を保持していることが理由の1つだったかもしれません。滞在している国によって氏名が異なる為、移民局より「Change of Name」の書類提出ボックスがオンライン上(※2)に「Unreceived(未提出)」でずっと掲示されていました。これは、複数氏名を生まれながら持っているだけなので氏名変更ではないのにとずっともやもやしていました。とりあえずは、それぞれの国で発行しているパスポートで証明しました。他にも追加資料の提出など長い道のりでしたが、許可が出てほっとしております。
(※1)オーストラリア移民局に登録のあるエージェンシー(RMA:Registered Migration Agency)が代理申請できます。エージェンシーの要件にオーストラリア国籍・永住者、またニュージーランド国籍の要件があります。そうなると、海外在住のエージェンシーに依頼する事になるため、日本からエージェンシーを探すことは難しいと思います。
(※2)移民局とのやり取りは各申請者が起生するImmiAccountを通じて行います。
法教育授業 『合意形成を学ぼう!』
本日は、文京支部主催の法教育授業に参加してきました。都内の小学校6年生の3クラスに対して法教育の授業を行い、トピックは『合意形成』でした。講師は文京支部・法教育部の理事の先生です。合意形成のレクチャーから始まり、後半は5~6名に分かれてグループディスカッションを行いました。私は3クラス全ての授業に参加し、グループディスカッションのサポート役として話し合いを見守っていました。生徒同士がもめ始めたりという当初の心配はありませんが、やはり結論を急ぎたがる子や声の大きい子の意見が通ってしまう。また、話始めると止まらなくなる子など色々と見受けられました。合意形成には話し合いの順序があるので、「一人一人が必ず意見を言う」「他人の話をよく聞く」ことをサポート役とし伝えていきました。授業最後には各グループが感想を述べます。私が参加したグループはどう思っただろう?っとドキドキしながら順番を見守っていると「知らなかったことに気付けた!」との事。相手の話を聞いて意見が違うところを見つける事は合意形成の大事な要素です。短い時間でも合意形成の核心を学べるなんて子供達の柔軟な学び姿勢に感心しました。今後ももっと幅広い学年の子供達に法教育の機会が与えられれば良いなと思いました。
駐日英国大使館と英国移民局の役割
イギリスの渡航やビザに関しての問い合わせ先として初めに思い浮かべる先は駐日英国大使館かと思われますが、駐日大使館は日本に滞在するイギリス国籍者対象の機関となります。「ビザについて、駐日大使館へ電話をかけてみたが。。。」と仰る依頼者の方がおりますが、なかなか繋がりません。繋がった場合でも、「旅行会社さん等へお問い合わせください」しかお伝えしておりません。
ビザや渡航に関するお問い合わせは、下記の3つになります。
①ビザ手続きのエージェント
②旅行会社
③英国現地の移民局(UKVI:UK Visa and Immigration)
当事務所は①に該当するかと思われます。そして、ハードルが高そうな③は英語で問い合わせます。英国移民局(UKVI:UK Visa and Immigration)は有料で電話またはメールで質問を受け付けします。メールで問い合わせした印象ですが、「5営業日以内に回答」とありますが、1~2営業日の回答でレスポンスは早いです。同じ質問であれば納得するまで最初に問い合わせをくれた担当官へ繰り返し質問することができます。また、メールのやりとりが始まると現地時間に合わせると数時間で返信が届く場合があります。対応の早さは優良です。費用は£2.74(約470円)です。しかし、何かとはぐらかされる印象も正直あります。そして最後には「ビザ専門のattorneyへ確認してください」や「こちらはUKVIの代行で対応しているサービス機関です」で終わらせてしまう事もあります。
そのため、日本語で安心してビザ手続きを進めたいという方は国内のエージェントや旅行会社さんを利用されることをお薦めいたします。